どうやら友人がシイラ釣りにハマっている。
もはや熱狂的ファンである。
シイラといえば、ウルトラマンでいうジャミラを彷彿させる出で立ちの、モンスターのような魚。人間の身長に近いような巨体が、水面のルアーを目掛けて数十メートル走ってきて、ボカーンと水面をわるようにくらいつく。そのまんま水中を猛烈な勢いで走り回る。
その迫力とスリルが、彼を夢中にしたようです。
というわけで、熱狂的な演説に誘われ、20160731シイラ釣りにいってきました。
▼五月頃と夏、二回ほどシーズンがあるらしい
シイラは暖かい海にいる魚。黒潮の使者ともいわれ、春夏に北上して日本にやってきて、秋冬にまた暖かいところへ帰っていく。
基本的には、表層にいて、沖に浮かぶ漂流物や、ブイ、潮と潮が交わる潮目などに身をおいています。日本に周りたての時期は、数こそ少ないものの大型魚が猛アタック。慣れてきた夏秋の時期は、大型魚はスレているが、小型魚の数釣りが楽しめる。
▼前日、上州屋でルアー選び
冒頭の通り、水面での激しいアタックが魅力的な釣り。なるべくトップが気持ちいいとのこと。
ポッパーやペンシルベイトなど水面に浮かぶルアーで、逃げ惑う小魚を演出すると、10メートル以上追いかけてきて、魚雷爆発、跳び跳ねるように襲いかかる、なんてドキドキもんですね。
しかし、店員さん曰く、今年は7月にして既にスレモードにはいっているとのこと。シーズン最初の爆発モードを終えて、ルアーと本当の小魚を見極めてルアーには見向きもしてくれなくなっているのです。
▼ルアーを見切ったシイラをいかに食わせるか
基本的にはそんなに警戒心はなく猪突猛進なシイラも夏になると、何度も釣られ学習。仕掛けや腕前の差がでてきそうですね。
海のルアーゲームだと、思いっきり投げて、思いっきり巻いてくる釣りを想像しますが、実際は、もうすこし丁寧。
グイッ、とアクションして、シュラシュラまきとって、またグイッとアクションして、まきとってグイッと。これくらいの繰り返しだそうです。
食わないシイラを食わせる、ちょっとアドバイスをもらいました。
その一、シンキングミノーでのリアクションバイト
弱っており、やや沈み気味。それでも気力を振り絞って逃げようとする小魚。
ちょっとフォールさせて、ジャーク。ちょっとフォールさせてジャーク、ジャーク。
警戒しながらも近くに寄ってきたところをリアクションで食べさせるイメージ。
その二、ブレードタイプのルアーの波動で
シーズン後半に威力を発揮すると言う、ブレードタイプのルアー。今回はコアマンというのを買いました。見慣れない波動が新鮮で、シイラを刺激するそうです。
こういった、釣れない時のニの手三の手を持っておくかが、分かれ目になりますよね。
▼ということでレンタカーで出発!
今回は茅ヶ崎の一俊丸。朝早く、車でしかいけない釣りが多いのは難点ですが、刺激的な釣りをたくさん用意してくれています。
キスコチヒラメ船や、シイラ。キハダマグロ。屈強な海の男が深夜にぞろぞろ集う。
船宿もとてもきれいで、朝からカップ麺プレゼント、釣りのあとはワカメ味の冷製うどんプレゼントで癒してくれます。ライフジャケットもレンタルタックルもしっかりしており、至れり尽くせりの、おすすめの船宿のひとつ。
▼釣座は、ローテーション制
ミヨシ(船の先端部)が、一番にキャストできるベストポジション。公平になるよう、4人ずつ一時間おきにローテーションしてまわします。
▼水中のシイラを探す!目視が大事!
15分ほど走らせるとすでにポイント!中速移動になったら、もうシイラ探しのタイミングです。
イワシなどが襲われ水面でバチャバチャやっているナブラ、
さらに、カモメが上から襲っている鳥山ナブラ
流木などの漂流物
これらが沖に見えたら船長が高速移動します。見つけたら指差して叫びましょう。
そして、足下に、シイラの群れやフラツキとよばれる単体シイラが見えることも。
その時は、そのまんまキャストしてよいとのこと。なので常に万全の態勢でクルージングをすることになります。
いきなりミヨシのいいポジション。じーーっと水中を見ていると、船が急加速!!
沖に鳥が!鳥山である。胸が高鳴る。
しかもでかい!
鳥だらけである。ナブラにうまく突入。ポーーーっという汽笛で鳥をどかせる
続々とヒット!自分のドでかペンシルベイトには反能なし。シンキングミノーに変えた瞬間、、
竿先がかったくられる!
まあまあいいかんじのサバチャンでした。
ゴマサバではなく、マサバ。100魚種チャレンジ7魚種目。
連続してサバが上がるなか、性質の違うアタリ!!胸ヒレが青くヒラヒラしている。
シイラ!
とてもかわいいサイズ。(笑)
続けてシイラ祭り!
ちょっとおさまったのでルアーチェンジ。コアマン。すると落とした瞬間にアタリ!
おそるべしコアマン。ただ巻きに反応しなくなったら、リフトアンドカーブフォールで。
ヒット連発。
ローテーション二回、朝8時にして8匹とかなり順調です。
▼後半はフラフラと大島沖まで。
後半は屈強な男たちでクルージング。
ひたすら、シイラを探す一堂。
たまにブイなどでキャストを試みるも反能なし。シイラの群れをみつけるも、ごとごとく無視して、悠然と泳いでいく。
ポッパーにシンキングミノーに、ブレードメタル。何にも反応しない(笑)これは諦めましょう。
▼漂流物発見!最後のチャンス
何もなく二時間がすぎ、チャンスが訪れました。流木などがまとまって漂流している。これはチャンス!
しかも、今いる場所はミヨシ(船の先端部)である。
一斉にキャスト!
するとメーター近いシイラがわんさか追いかけてくる!!ウホ
、、
ふいっ
しかし見切られる。
もう一度キャスト!
・・・するも流木ははるか彼方。惜しかった。。
あそこの大一番で仕留められるかどうかで、変わったんてしょうね。
と、いうことで、後半は昼寝うたたねしながらクルージングを楽しみ納竿。
シイラ11匹にサバ2匹。楽しいルアー釣りでした。今回は小さいペンペンだらけなので全てリリース。
次は梅雨前のビッグシイラとの対決かな。
まだまだシーズン自体は続きますが、来年も黒潮にのってファイターが訪れるのを楽しみにまちましょう。
そいでは、相変わらず長い投稿ですが、最後までお読みいただきありがとうございました。ペコリ
ちゃお。