しゃくれども、しゃくれども。周りは釣れても、スミイカは僕には振り向いてくれない。スミイカの釣り方と観察録も。2020年1月3日 鴨下丸

いざスミイカ釣り!舞台は中ノ瀬

東京湾の中ノ瀬という、千葉と神奈川の丁度真ん中あたりを狙っていきます。40分ほど走らせて、観音崎沖くらいから釣り開始!

16人が一斉にシャコをおとし、それぞれのしゃくりを繰りだします。大きなしゃくりの人、シャープなシャクリの人。ストンと着底させる人、丁寧に着底させる人。5秒くらい待つ人。8秒くらい待つ人。

同じようで、みんな微妙に異なります。この微妙な差が釣果の差なのでしょうか。

水中はどうなってるんだろう。スミイカがいたとして、何本くらいのシャコが視界にはいってるんだろう。どのシャコに食いつきたくなるだろう。

一杯のスミイカに、無数のシャコが踊って、それぞれの誘いをかける様子はまるでバチェラーパーティさながらですね。

はじめの3投くらいで、ところどころスミイカあがっています。僕ら胴の間の2人には特に反応なし・・。

2時間経過。スナイパーのような誘いが、訓練のよう。そんな事考えていたら、全身に衝撃がついに!

1234フォール、1234567着底STAY後にシャープな誘い。これを繰り返すのですが、シャープな誘いをする際に、右手で竿の真ん中あたりをもつと、それっぽくしゃくることができます。

リズムのってくると妙なフロー状態にはいることができる。

その風景は「るろうに剣心」の、斎藤一の、牙突(ガトツ)さながら。そのようなイメージでしばらくシャクっていると 1度目のガツンとした衝撃が

竿が重い!
生命感!
興奮アドレナリン超絶限界MAX状態!

こんなに重いのか!?慎重に60mまきあげると、、

サバフグでした。すみません。本日欲しいのは貴殿ではありませんでした。しかしながら、シャクりに生命を感じた。この興奮は、集中をきらさずに精度高くシャクリつづける励みになります。

11時 観音崎沖あたりから大移動

この時点でミヨシの方は5杯くらい。そして2kgあるんじゃないかというアオリイカまでつっています。ほかにも、サバフグや、マダコ、カワハギ なんかも釣れている様子。

僕と同行者の竿にはスミイカはゼロ。

大移動を経て気分新たに

1234着底 1234567エイッ
1234着底  1234567エイッ

・・・

12時金田湾沖へ

東京湾の真ん中を移動し続けます。金田湾の少し浅い25メートルラインに。

1234着底  1234567エイッ
1234着底  1234567エイッ

竿先にはでませんでしたが、一度だけ、シャコ襲撃の跡がありました。

しゃくれども、しゃくれども、、

12時半久里浜沖あたりで1234.1234567エイ
13時城ヶ島沖で1234.1234567エイ

・・・

ポツポツ、まわりでスミイカをしとめていますが、僕の竿にはスミイカの女神は微笑まず。

14時、根岸湾の近くまでもどってきましたがここでも微笑まず。

しゃくれども、しゃくれども。

生命を感じることなきまま、15時最後の流しもあっけなく終了。新年早々、つるっぱげてしまいました。

右舷の8人中真ん中後方に横並びになった3人、ならんでスミイカゼロ。僕らは2人で参加して2人ともゼロ。

とても綺麗な空と、バケツに想いを馳せながら帰港。

しかたなく、いつぞやの冷凍アカイカで癒しの食事会

塩バターで焼いちゃって、マヨと一味。かんたん。

金沢でたくさん釣れた夜のケンサキイカ。冷凍して眠っていたので、焼いて食べました。金箔ミュージアムで買った金の皿とともに。やらかくて美味しい。癒し。

答え合わせをしようにもできないもどかしさ。

釣り人には学習の文化がある。自身の打ち手は有効だったのか、何がその日の正解だったのか、釣りが終わったら、答え合わせをするのがまた楽しいのです。ミヨシで9ハイ釣っていた方の観察結果をすり合わせ。

1.角の利点を活かして、正面へ左へ大遠投。

これは大きいですね。真下にいないなら、広く探ることができる。ミヨシやトモに位置する人の利点です。

バチェラーで言うとカクテルパーティじゃなく、1on1デートができる権利みたいなもの

2.カワハギのたるませ釣りのような技も

テンヤ自体は固定したまま、上層のエギだけ、ふわふわピタっ的なかんじでしょうか。7秒まつというのはキープしながら、上のエギだけは誘いをつづけるイメージ?直接話していないのでわかりませんが、高等テクニックです。真相やいかに。

エギにも、上部スッテにも食いついてました。

またとなりの3杯釣っていた方の観察もしました。

3.セオリーをキレイにやるのも大切。シャープに50cmくらいシャクって、4秒くらいでふわっと着地。7カウントでまたシャクル。

やりかたは僕らと同じだが、隣の人は釣れていた。特に沖になげているわけでもないが、釣れていた。その違いを途中で探しましたが見つけきれず。

あえて言うなら、着地がしなやかということでしょうか。ゆーーーっくり自然界のフォールを再現するのが上手だったのでしょうか。

もしくはテンヤの形や色に違いがあったので、その差なのでしょうか。シャコ先輩の付け方の美しさなのでしょうか。

以前、初挑戦なのにこれだけ釣れたのが信じられない・・

とまあ、次回のスミイカ釣りのヒントにしていきたいと思います。この試行錯誤があるから、また挑戦したくなる。でもやっぱり僕はアタリの多い釣り、釣れなかった時のニの手を繰り出しやすい、浮気できる釣りが好きだなぁ。でもガツンという衝撃は忘れられないなぁ。アガる。

また冬になったらリベンジ!腕を磨きます!ありがとうございましたー!

▼他にもぜひ!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

記事中にでてきた前回のイカ釣りはこちらです。

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投稿者: たくみん

関東在住の釣りバカサラリーマンです。本やwebサイト読んでいると絶対釣れる!って確信したはいいけど、現地にいったら何も釣れなかったこと多数。その橋渡しができるようなブログかきたい。また、釣りを通じて楽しい思い出が沢山できたので、そういう思い出作れるような釣り遊びをどんどん企画したい。ちょっと興味もちはじめた人向けに、こうやったら釣れたよーみたいな事を伝えられたらいいな。海も川もいくけど、食べられる魚の釣りが8割。本職はIT系企業の人事。

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