しゃくれども、しゃくれども。周りは釣れても、スミイカは僕には振り向いてくれない。スミイカの釣り方と観察録も。2020年1月3日 鴨下丸

新年あけましておめでとうございます。横浜、根岸は鴨下丸(濱生丸)にて、2020年1月3日スミイカ(コウイカ)釣りにチャレンジしてきました。アオリイカに並び、寿司屋でも重宝される素敵なイカです。顔つきはスプラトゥーンさながら。2020年を占う一戦にでかけました。

2018年の写真です。ということは・・お察しください

1ページ目は持ち物や釣り方とかを記載しています。
釣行の様子と反省会を知りたい人は2ページ目をご覧ください!

鴨下丸のスミイカ船はレンタル貸し竿が充実

レンタル竿といえば、あまり魚種には特化せず、汎用的なものが多いです。鴨下丸ではスミイカ専用竿をレンタルさせてもらえます。(リールは持参が必要)スミイカ専用竿で独特な誘いに、しっかりと対応できるのは嬉しい!

とりあえず船釣り用のリールがほしいということであれば、まずはこちらがいいと思います。超大物とかでない限り、大抵の釣りに対応できます。

ダイワ(Daiwa) 両軸リール 16 プリード 150SH-DH

糸もあわせて買うのもお忘れなきよう!

服装

なんだこのやる気のない顔・・これじゃボウズになるのもうなづけ・・orz

スミイカというだけあって、大量の真っ黒な墨を噴射されることがあります。
万が一噴射されてもへこまない服装をおすすめします。

取り込みと保存にある程度気をつけると、ある程度は大丈夫なのですが、経験者でも噴射されることもあります。笑

持っていくもの

・PE2号か1.5号をまいたリール
・4号くらいのリーダー(糸)
・スナップ
・輪ゴム(テンヤとシャコを巻きつけるのに必要)
・締める用のナイフ
・汚れていいタオル

テンヤ(オモリと針が一体になったもの)は、専用のものを船で購入可能です。

また大きめのZiplockがあると、クーラーボックスもあまり汚れずにすみます。

餌の付け方

テンヤにシャコをセットして、輪ゴムでくくりつけます。

シャコパンチをくらわないように丸めながら持つ

1.シャコの背中を丸めるようにもつ。カマキリみたいなカマと、尻尾にトゲあるので注意
2.カマをはさみで切る(ボクシング選手みたいなパンチを繰り広げるので注意)
3.尻尾を三角にきり、その切れ目から竹串をするするととおす
4.輪ゴムでぐるぐるくくりつけて、アイにひっかけて完了

シャコ先輩。このような完成イメージです。

この緑の目が、スミイカの大大大好物だそうですので、目がしっかりと活きているかを確かめましょう。

誘い。海底にいるスミイカを刺激せよ

鴨川シーワールドのコウイカ。底にべーったり。一方、アオリイカは水中を元気に泳いでました

基本的には底が狙う場所です。これは翌日、シーワールドで撮影したスミイカ。アオリイカは浮かんでましたが、スミイカ(コウイカ)は底にじーっとしているんですね。

イカ視点でいくとこんなイメージしてまう。海底に突然やってきたシャコ。危険を察知したのか、1M近くピョンと跳ねて、ふわーっとゆーっくり泳ぎながら、着地して再度地面に。

またピョンと跳ねて、ふわーっと着地してまた地面に。

それを見つけて、近寄って抱きつき捕食するイメージです。

具体的には、下記のような段階で演出します。

1.シャープにしゃくる

時計の針が4時を指すくらいの角度にてピンとはり、2時を指すくらいまで、竿先をシャープに持ち上げます。ライフル銃を撃った時に反動で手が持ち上がるような、そんなイメージ(撃ったことないけど)これをシャクるといいます。※シャコが50cmくらいエビジャンプする感じ。

2.4カウントくらいかけてゆーっくり着底させる。

水族館とかで小さなエビが泳いでいるシーンはみたことありますでしょうか。足をパタパタさせながら、前後に小さく動き、ふわりふわりふわりと着底しているやつ。あれをイメージ。

3.海底で7秒ほどジッとする

着底した直後にスミイカ先輩が狙いを定め、シャコくんに抱きつくことを想像。しっかりと抱きつく間合いを与える。

ここで、糸をゼロテンション以上に張っちゃうとシャコテンヤが浮いてしまい、違和感のかたまりになります。波がある船上で張らずゆるめずのゼロテンションをキープできるならいいですが、難しい場合は、いったんリールのクラッチを切って、糸の貼りに余裕がある状態でまつことがおすすめ。

4.7カウント後、またシャープにしゃくる

何度もしゃくりを繰り返すことが誘いになり、少し遠くにいるスミイカを寄せてくることになるそうです。根気がだいじ。

ふわーっと降りてきた、着地したてのシャコ先輩に、スミイカ将軍が抱きつく。抱きついたシャコの身を背中から貪っている間に、次のシャクリで、針がかりする。

そんなイメージです。何事もなくしゃくり続けたら、100回に1回くらい、ガツンとした衝撃をうける。そのガツンとした衝撃が身体中に数週間くらい残る。そんな中毒性のある釣りです。

シャクってシャクってシャクりまくれ!

上記約十秒のセットを5分くらいシャクって何もなければ、一旦巻き上げて、再度落とします。一日何回くらいシャクるんだろう。

軽く計算したのですが実釣5時間としたら、1500回くらいシャクるのではないでしょうか。笑

名人級の人は30回くらいアタリをだせるかもしれないけど、一般人にはせいぜいあたりは10回程度。100回に1回あるかないかのアタリを信じて、しゃくり続けた人にのみ、イカの女神様は微笑んでくれるのです。その分、アタリが来た時の衝撃はたまりません。

底のテンヤだけでなく、その上にスッテという仕掛けをつけることで、確率倍増ですが、なれない内はオマツリの原因になるので、使わない方がよいとのこと。

次ページでは実際の釣りの様子!!

投稿者: たくみん

関東在住の釣りバカサラリーマンです。本やwebサイト読んでいると絶対釣れる!って確信したはいいけど、現地にいったら何も釣れなかったこと多数。その橋渡しができるようなブログかきたい。また、釣りを通じて楽しい思い出が沢山できたので、そういう思い出作れるような釣り遊びをどんどん企画したい。ちょっと興味もちはじめた人向けに、こうやったら釣れたよーみたいな事を伝えられたらいいな。海も川もいくけど、食べられる魚の釣りが8割。本職はIT系企業の人事。

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