ショウサイフグを釣って塩寿司にしたい!2年ぶりの湾フグ挑戦(珍事件つき)

某キッチンのオープン記念ムービーを撮ることになりまして、そこで美味しいお魚を届けたい!そんな状況が発生しました。

何を釣りに行こうか?と考えたところ、最近ハマりつつある、真鶴2馬力中深海がまっさきに候補にあがったのですが、レンタルボートもお休みだったので、ターゲット変更。

今回は家庭の都合で早くて8時出発というしばりがあるため、野毛屋の午後フグ船にお世話になることに。

ショウサイフグが秋の好シーズンをむかえているということで、全日船では、大貫沖で連日数十匹あがっています。半日船は金沢八景沖で、こちらも連日TOP10匹あがってます。

しかしながら、まさかの前日から激シブ。
かつ、前日予約は一人ということで、最低出船条件の2人に満たない状態。行けないかもしれない可能性・・・・ソワソワしておりましたが、当日8時半ごろ、無事に出船確定。突撃です!

駐車場のお父さんも、たくさん教えてくれます。

これまでの湾フグは、三戦しまして1-0-7。ボウズ覚悟ですが、振る舞うシーンは確定している・・負けられない戦い。

ゼロだった時の釣行「フグだらけのパーティしたい!→結果虚しく市場で購入w 遊部の釣部201906
7匹釣れた際の釣行「前回坊主からの竿頭?名人といく釣りはこんなにも素敵なものか 2019年12月7日 忠彦丸・湾フグ船」

受付を済まし、駐車場のお父さんと会話。質問するとたくさん教えてもらいました。

「昨日は渋かったみたいですね」というと、「大丈夫、大丈夫。小さく小さく丁寧にやっていたらちゃんときてくれるよ」と。

「同じ日でも0匹の隣で76匹釣る人もいる。そんな釣りだよ」「あまり大きくしゃくっちゃうひといるけど、逃げちゃうんだもんね。ちゃんとやってたら数匹は釣れてくれるよ」と。

いろんな仕掛けはあるけど基本はカットウ。あれこれつけると誘いに重要なカットウの動きが変わっちゃうもんで本末転倒にならんようにね、と。
心に残る言葉でした。

船へ移動。出船前のまさかの悲劇 

受付、レンタル・購入をすませて、船へ移動。船からはみなさんハゼ釣りなど楽しんでらっしゃいます。みんなに「これから行くよ」と報告しようとした時、ここで悲劇が置きます。

(つらつら悲劇について話しますw早くフグ釣りが見たいんだという方は次のページへお越しください)

手のひらでスマホが踊りだす。船べりを軽快に超えてゆく。

かもうとした手が、さらにはじいてしまい、無情にも船縁の外へ。
スローモーションに弧を描き、とんでゆく携帯。光りを放ちながら、ヒラヒラ、ユラユラと海を堪能し、沈んでいきます。

「タモ!」

咄嗟に探そうとするも近くには無く、、ただ指を咥えてみるのみ。。

だいたいの位置だけしっかりと覚えて中乗りさんに相談。

水深4から5メートルあるよー。タモも届かないね、と。

気泡がプクリと出てきて、場所は教えてくれる。
怪しい1メートル四方はわかる。

幸い本日は、フグ船である。カットウの、ひっかけるには最も適した針がある。

どうやら、底は砂泥。仕掛けはスタッとやらかく着底します。

右から左へスタッスタッスタッスタッ。
手前に10cmずらして、左から右へスタッスタッスタッ、コンっ?
いま固くなったような??

それでも針がかりはせず。
携帯なのか何かの貝殻なのか。
それも淡い期待。

10分以上、スタスタコンと底の感覚を確かめ続けていますが、ここであることに気付きます。

着底させていては、釣れない。

オモリの分だけ、気持ちうかしてみよう。
少し浮かした状態で平行移動すれば、常に引っ掛けばりは横を向いて、ひっかかる可能性あがるのではないか。

底から5cmを感じ取りながら、カットウの3番針の一本が、底の砂をかっさらうイメージでスーッと。

すると、ツンっと一瞬重み。フッと外れます。
よしよし、何かに引っかかる感覚は得られた!

再チャレンジしてスーッスーッと、針が砂をかき切るような微妙な感覚を持っていると、グッと重み。右手を竿の中腹に添えて、ゆっくりききあげます。

明確な重み、のった!
貝殻か?ヒトデか?それとも携帯か?

ドキドキしながら、竿をたてつつゆっくりゆっくり巻いてくると、水面近くに浮かんできたのは、大本命!先程旅に出た、私の携帯です。


「タモお願いします!タモお願いします!」
水面バラシのないよう、重みを感じながら、慎重に水面直下でステイ。船長がかけより、慣れたてさばきで無事にネットイン。


……うおおおおおおおおおおおお!
とったどーーーーーー!奇跡!嬉しい!大金星!

買ってまだ1年もたってないiPhone 12mini。
10万円クラス!

試行錯誤で、狙って釣り上げた感が、とても嬉しいでございます。

そして、些細な水中の変化を教えてくれる健流竿と、ふれゆくものを、高確率で引っ掛けるカットウしかけ。野毛屋セットがあったからこそ為せる技でしたw

ちなみにこのように針がかりしていました。

なんだか釣れる気がする!!と、無双モードで、 12時半、出発です。

おまたせしました、釣行の様子は次ページへ。

投稿者: たくみん

関東在住の釣りバカサラリーマンです。本やwebサイト読んでいると絶対釣れる!って確信したはいいけど、現地にいったら何も釣れなかったこと多数。その橋渡しができるようなブログかきたい。また、釣りを通じて楽しい思い出が沢山できたので、そういう思い出作れるような釣り遊びをどんどん企画したい。ちょっと興味もちはじめた人向けに、こうやったら釣れたよーみたいな事を伝えられたらいいな。海も川もいくけど、食べられる魚の釣りが8割。本職はIT系企業の人事。