今回のハワイ新婚旅行。これまで3つの記事で紹介しましたが、釣りをできる時間をもらっています。
そして宿泊先はヒルトンのグランドアイランダーに無料宿泊できるようになったのでコンドミニアム!
キッチンもバッチリついている!まさに釣人にとって最高の設備です。
旅先でいつも困る、魚を食べる場所問題は解消されますが、
よくよく調べると別の問題が発生。
そう、シガテラ毒です。
シガテラ毒と、気をつけるべき魚
日本では「シガテラ毒」を持ちうる魚は、バラハタやオニカマス、イシガキダイなど、400種類にも500種類にもなるとか。日本ではほとんど沖縄での症例ですが、イシガキダイでは本州太平洋でも症例があるとのこと。
ハワイではカンパチも、危険な部類にあたるそうです。カンパチのジギングを辞めたのも、これが理由です。
カリブ海や、太平洋大西洋の熱帯性の海に事例は多く、コロンブスの時代から謎の食中毒とされてきましたが、日本の東北大学のチームが1970年代についに原因をつきとめたそうです。
シガテラ毒のヒントは、サンゴ礁の破壊と、食物連鎖
シガテラ毒は、サンゴ礁が破壊された時に発生する、渦鞭毛藻(うずべんもうそう) が、きっかけになるとのこと。
これを小魚が摂取して、中型の魚が摂取して、大型の魚が摂取していくうちに、体内に毒が蓄積されていき、食物連鎖の頂点にあたる、人間が中毒をおこすようになってます。
内臓はもちろん、筋肉にもたまる上に、加熱しても毒性は消えない。
いまのところ療法はない、やっかいなものだそうです。
気になる症状は?南国では死亡例も?
食中毒にあるような、吐き気や腹痛、しびれなどが、数十分後にはでてきて、筋肉痛や関節痛に発展していくそうです。
そして特徴は、ドライアイスセンセーションと呼ばれるもの。
知覚異常状態になって、温かいものを冷たく感じたり、冷たい飲み物を飲むと、針で刺されたような痛みに襲われるそうです。
3kg以上の大型の魚から危険とされていますが、育つ場所などによって変わるそう。
可能性のある魚全てが毒をもっていたり人体に影響があるわけではなく、発症確率は数パーセントだとか。
沖縄に対象魚はたくさんいて市場にならんでますが、それらは地元の漁師が漁場をおさえているのでほぼほぼ大丈夫なんだそう。
ハワイでは、大丈夫、大丈夫〜なんていいながら、
年に何人か普通に中毒になっていて、
時には死亡にいたることもあるそうなのでご注意ください。汗
根周りで育つカンパチやGT、ギンガメアジなどは危険度が高く、
沖で回遊するマグロやシイラ、カツオなどは大丈夫なんだそうです。
コンドミニアムでの調理はあきらめ、夢の怪魚狙いに変更!
なので、ハワイのコンドミニアムで、ジギングでカンパチーーーー!刺身最高!窯焼き最高!なんて妄想は崩れ去ったのでした。きっと美味しいのでしょうが、シガテラ覚悟の博打になる感じですね。
なお、ハワイでは、釣れた魚がシガテラを持っているかをチェックできる、シガテラチェッカーなるものがあるそう!
三個入りで30ドルになるため、1匹に1000円強使う計算になりますが、安全に美味しく食べたければぜひ!
しかしながら、新婚旅行で釣りの最悪な思い出をつくると一生に響くので(笑)一日いただいた釣りデーは、ジギングでなく、ウィルソン湖のピーコックバス狙いになることになりました!
中学の時にしった、ラージマウス、スモールマウスにつぐ、日本には存在しない第3のバス(正確にはバスの仲間ではないが)というもの。
アウトドアクエストというガイド業者さんに、ハワイに住んでから20年のベテランガイドがいるらしく、アクセスしてみたところ、キャンセル待ちで、なんとか滑り込めました。
楽しみ!!
追記:ピーコックバス釣りの様子は、こちらをご確認ください!
ハワイ新婚旅行で釣り#4 シガテラ毒の恐ろしさ”に対して1件のコメント
ハワイ新婚旅行で釣り#6 ウィルソン湖でピーコックバス爆釣!赤い悪魔も登場・・汗 | つりいろライフ
(2018年5月4日 - 1:47 AM)[…] シガテラについて恐れをなして、カンパチジギングで食べる計画を中止に。釣り者としてたのしむのであれば、酔の危険性がなくてハワイならではの体験をしようということで、ウィルソン湖でピーコックバスを追い求めに行くことにしました。 […]