2018年1月21日、フィッシングショーの興奮冷めやらぬまま、アマダイ釣りに行ってきました。
▼今回の船宿は茅ヶ崎港の「一俊丸」さん。
アマダイというと水深80-90mくらいの砂底のところに巣穴をほって生息しているイメージ。
なかなかの水深なので、オモリも、80号や100号を使うことがおおいと思います。
なかなかヘビーな釣りになるのですが、なんと一俊丸ではライトタックル(40-60号)のオモリでさせてもらえるとのこと。
軽い竿で、細い糸、軽めのオモリ。楽しみも倍増です。
宿舎もとてもきれいで、WEBサイトでの釣り方なども充実。
独自の大会なども開かれている先進的な船宿さんです。
この日は電車釣行。6:15に茅ヶ崎駅までお迎えに来てもらい、7:00出船。
前日は45cm以上のアマダイが船で10匹以上釣れたといいます。
一日0-3匹くらいなイメージがあるので、この日はどうなのか胸が高鳴ります。
しかし1日かわるとからっきしなこともあるので、釣りは難しいですね。この日はどうなのでしょうか。
Goproで動画もとってみたので、こちらもご覧ください^^
▼習性と釣り方(基本編)
上述の通り、アマダイは基本的には砂底に巣穴をほって暮らしています。
縄張り意識もつよく、巣穴の近くにアマダイがよってくると体当たりもするとか。笑
なので、巣穴近くが騒がしいと、巣穴から顔をだすという習性の持ち主です。
(好奇心が旺盛だからという説も)
釣るときも、この習性にどう向き合うかが大事です。
80mくらい(実際は40mとか120mとかでも釣れるらしいがこれくらいが多いです)の海底まで仕掛けを落として、トントントンと、オモリを地面にたたきつけると、砂埃が舞います。
それをみて、なんだなんだと出てきたところに、エサとなるオキアミがでてきて、パクっと食べてしまう。
それが基本的な釣り方です。(だいぶ簡略化しています、こんな簡単には行かないことも多いです )
▼仕掛け
ライン:1.5号
オモリ:40号-50号
天秤:まっすぐにピンとのびたもの
仕掛け:アマダイ仕掛け 2.5号 2m2本針と 1.4m2本針
エサ:オキアミ(イワイソメが有効なこともあるとか)
これが基本ですが、近年はアマダイの習性を活かして海底を賑やかにする「ディグアーム」とよばれるものを使ったり、フロート(光ってふわふわ浮くもの)、ガン玉(沈むスピートをかえる小さなオモリ)など、仕掛けのレパートリーも多いです。
僕みたいなひよっこではなく常連の方々は、シチュエーションにあわせて様々な創意工夫のもとに、アマダイを射止めていきます。
▼コツ:海底近くを流れている真の潮を見極めて、底付近をふわふわさせる
基本的には「底付近をふわふわさせる」というのがセオリーです。
表面の潮の速さは、船から糸がどの方向に落ちていくのかでイメージはつくのですが、底付近にはまた別の潮が流れているとのこと。
オモリから2m先に針とエサがあったとして、オモリを底についてから2m巻き上げると、実は潮に流されて、針自体は底から1mくらいにあったり、1.5mくらいにあったり、1.5mくらいにあったりするわけです。
「真の潮を見極めて」底付近に漂わせるというのが基本的な考え方です。
がしかし、、「真の潮を見極めろ」とか急にいわれてもって感じですよね。笑
▼潮の見極め方
わかりやすいのは「釣れる魚」をベースに想像することです。アマダイにはたくさんの外道(本命以外の魚)が存在します。それぞれ泳層が違うのでヒントにしましょう。
<ガンゾウビラメ、カナガシラ、オキトラギスが釣れた時>
ガンゾウビラメとカナガシラ。仕掛けはベタ底にくっついていることが多いです。もう少しオモリを海底からあげて、少し浮かせましょう。
<キダイ(レンコダイ)が釣れた時>
アマダイよりは少し上を泳いでいることが多いので、少しオモリを下げてみる。上の針と下の針のどちらに食べてきたのかも大事。上の針につれたのであれば、そのままか少し下に、下の針につれたのであれば少しオモリを下げたほうがよいです。
※個人的な捉え方です。諸説あるので、参考までに。
▼誘い
「基本的には底から30cmくらいまでをふわふわ漂わせる」というものはありますが、それ以上がこれがいつも頭を悩ませます。
1.トントントンと砂埃を巻き上げる
2.ふわっと1m竿をあげて、10秒まつ
3.さらに50cmふわっとあげて、10秒まつ(誘いあげ)
4.ゆーーーーーっくり、7秒くらいかけてもとの位置に下ろす(誘い下げ)
5.ゆーーーーーっくり、7秒くらいかけて50cmくらいさらに下ろす(誘い下げ)
こうやって、1-5までをワンパッケージにしてオモリを50cm-150cmまで上げ下げすることもあれば、1.2だけをシンプルにやるのが良いときもあります。
誘い上げにおいても、ぴょんと跳ねるのがよいというときもあれば、ふわっとさせるくらいがよい時もある。どの引き出しを使うかは腕の見せどころです。
▼当日の様子
前日の爆釣ぶりとは裏腹に、、、、、なかなか釣れずに苦しみました。笑
3時間ほどでようやく小型が一匹。18cmクラス。笑
基本的には1.2を繰り返したり、ピョーンとはねさせたり、あえて底をとったり、いろいろ試行錯誤してみたのですが、それ以降、アマダイがラブコールにこたえてくれることはありませんでした。トホホ。
丁寧に誘いあげを繰り返した友人は4匹。友人は反応をみて、ハリスを思い切って2.5号から2号に変更。
それから3本連続していました。
この日は9匹、7匹、4匹、3匹、1匹多数という感じだったのですが、9匹釣っていた人は、1-4までを丁寧に続けている感じでした。
釣れている魚をみて、たなを変更する。
釣れないときにはハリスを細くする。
誘いあげ、誘い下げを丁寧に繰り返す。何もしない日が正解の日もあるが、その日一番釣れている人がどのような動かし方をしているのかに着目する。
といったのが、次回への教訓ですね。
アジのように、調子が良ければ40匹や60匹釣れる釣りじゃないけど、ちょっとした工夫の先に、とても美味しいアマダイにたどりつけるのだから、出会えた時の喜びもひとしお。
もっともっと深めたい釣りです。
番外編
2018年1月にでたばかりの『Fish Record AR』に、アマダイを登録。
リリースまもないため、このサイズで日本2位になりました。笑
そしてお料理。
小さなアマダイとレンコダイ、カナガシラ、ガンゾウビラメを干物に。
そして譲り受けたアマダイとガンゾウビラメ、アカボラをお刺身に。
美味しくいただきました。アマダイは嬉しい外道もいて楽しいですね。
それにしても9匹釣れている船で1匹は悔しいので、次回、リベンジ!!
【電車釣行】アマダイ釣りにチャレンジ!圧倒的に差がついた悔しさと、”誘い”に対する学び”に対して3件のコメント
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