2016.10.01 無人島猿島に行ってきました。
僕は思うわけです。「関東近郊のオカッパリは全然情報が公開されていない」と。
前回の「江ノ島」もそうですが、本当に初心者でもたくさん釣れる場所かそうでないかに関わらず、有名なポイントについては、人でごったがえしている。そんな人が集まっているポイントなのに周りを見渡しても、あまり釣れていない、、。なんてことも多いと思います。
まあ、実情、なかなかに難しいのですが。
そんな中で、初心者を連れていくお手軽フィッシングの時に信頼を寄せるポイントの一つに、横須賀に浮かぶ無人島「猿島」があります。
※とはいえ自然が相手。今回はそこまで爆釣りというわけではなかったのが難しいですね。笑
今回は猿島釣行のポイントと、釣るためのコツをお伝えできればと思います。(時期の差もあるので、これが必ずしも正解とは限りません、あくまで参考に)
▼「猿島」のまでのアクセスと道具環境
猿島は、横須賀の「三笠公園」の桟橋から船で10分ほどで到着する無人島です。1時間に一回、フェリーで渡してもらうことができます。無人島とはいうものの、売店やレストランが存在しており、その売店で釣り具レンタルもしています。
今回は朝4時からオープンしている上州屋で買い出しをしてから渡船しました。
渡船:トライアングル
BBQサービスなんかもやっているので、みんなはバーベキューする傍ら、自分だけ釣りに抜け駆け、なんてのもokです。
また近くには「上州屋横須賀中央店」があります。土日は朝4時から営業!
▼猿島の釣りができるポイント3つ!
猿島の釣りポイントは主に3つです。
「ビーチ:砂鉄の浜」「磯:ヨネノ根」「磯:オイモノ鼻」
1:ビーチ
船の到着場がビーチになっていて、まずはここが一つの釣りポイント。4年前はキスが爆釣でした。
過去の写真
売店・レストランではBBQセットの貸し出しも行っており、夏は大学生を中心とするBBQ客でにぎわいます。
その売店・レストランを超えると、ラピュタのような風景や、砲台などもあるトンネルに。そのトンネルを抜けると、左右の分かれ道。ここからそれぞれ2つの磯に向かうことができます。
トンネルを出て右側に行くと「2:オイモの鼻」左側に行くと「3:ヨネの根」
この2つの磯とビーチが主な釣り場。これらをどう攻めるかが勝負ですね。
釣れる魚種はそれぞれこんな感じだそうです。
写真
▼いざ、猿島、実釣!前半戦は磯!
今回は午後から北風が強くなるとのことだったので、強くなりきる前に、右側の「オイモの鼻」から攻め込み、後でビーチに行くことにしました。
猿島の磯では、フカセ釣りはしない!
磯釣りというと、5mくらいの竿に、遊動ウキや数mのハリスをつけてフカセ釣りをするイメージがあると思いますが、猿島の磯の深さはせいぜい30cmから1m程度。さらに水草がたくさん。
フカセのような本格的な釣りはなかなかできないのが実情です。上州屋でも、「ハゼみたいなライトな仕掛けで軽いウキ釣りくらい」「それかやっぱり鉄板は足元の穴釣りかな」と言っていました。
猿島の定番、穴釣りの仕掛け
穴釣りでは、ハリス(オモリから針までの糸)が長いと、磯にすぐ絡まってしまうので、ブラクリ仕掛けがオススメです。竿は0.9-1.8mくらいの短いものがオススメ。僕は船用のカワハギロッドで攻め込みました。
穴釣りの釣り方
ブラクリにアオイソメ(苦手な人は「パワーイソメ」や「ガルプ」などのイソメ風ワームでもok)をつけて磯の足元の穴を探しては落とし込み、釣ります。本当の足元や、見えている水中の岩のスキマなどが狙い目。
ブラクリは赤く目立つので、水面からその赤の点が見えないくらいに深く落とし込めたら、だいたいそこには魚がいます。
じーっとするよりも、チョン、チョン、チョン、チョンと竿先を5cmくらい動かし続ける方が反応は良いです。いい穴に落とし込むと、竿先に抵抗を感じるようになります。コツン、コツン、コツン。それでも臆せず、チョンチョンを続けることで、ぐっと重みが乗る瞬間があり、そこでアワセるのが個人的には良かったです。
新しい穴を見つけては移動し、それを1時間くらいすると3種類の魚が釣れました。
ムラソイ(54魚種!)
ギンポ(55魚種!)
キュウセン(新カウントならず)
なお夢中になって磯を渡り歩くと、潮の満ち引きで戻れなくなることもあるので定期的に冷静になって外を見渡してください。笑
ウキ釣りにも挑戦
穴釣りを一通り堪能したら、簡単なタマウキ仕掛けでも挑戦!投げ入れるたびに、毎回アタリがあります。しかも高確率で糸が切られます!!
これはきっと、フグですね。1時間くらいで7本糸を切られました笑
釣り上がるのはキュウセンが中心ですが、アタリを楽しむにはとても良いかと。キュウセン、関西では食用として人気ですしね。
ルアー釣りの場所としても魅力的
僕はやりませんでしたが、釣行仲間の一人が熱狂的なルアーマンで、ここでもルアーやワームを投げていました。広く探りながら60cm級のスズキと思われる魚(直前で逃げられる・・)や、ワームの穴釣りで、20cm越えのメバルなんかを上げていましたよ。ぜひお試しください。
後半はビーチへ移動!シロギスを狙うつもりが・・
2〜3時間磯釣りを楽しんだら、レストランで昼食。無人島ビールや横須賀海軍カレーなんかを楽しみます。そして入り口のビーチへ!後半戦スタート。
最終便が5:00なので、残り3時間ほど。ここでは投げ釣りがオススメです。
ジェット天秤の先に投げ釣り仕掛けをセット。そして10-50mくらい投げてみてください。そして、ずるずるーっと、地面をゆっくり引きずるようにして、シロギスの目の前にエサを届けることを意識します。何か岩などに突っかかったら、そこでステイ。15秒くらいしてもなければ、ズルズルーーーッと。。
すると1キャスト1ヒットで魚が・・・
釣れない。4年前は釣れたのに笑
昔はちょい投げ1キャスト1ヒットで、シロギスやメゴチ、キュウセンが釣れたのですが、どうも状況が変わっているみたいですね。お兄さんに聞いてみると、最近のキスは60m投げたあたりに溜まっているとのこと。これは初心者レンタルタックルには厳しそうだ。本格的な装備が必要ですね。
それでも丹念に探ると、こんなのが釣れました!
ヘダイ!56魚種 ※何匹か釣れました!^^
クサフグ!57魚種 ※これはリリース
この日は、だいたい、20mラインくらいにヘダイの巣があり、5mラインくらいにクサフグの巣がありましたね。「初心者連れて、キス爆釣!」「BBQに紛れて釣りして、天ぷら食べて!」なんてのは今や夢なのでしょうか。今回はそのような釣りにはできず残念でしたが、無事に6魚種を釣り上げることに成功しました。
17時、名残おしみながら猿島を後に。楽しかった。スズキのほか、ヒラメやマゴチを狙う人もいるみたいですね。夏から秋くらいがオススメでしょうか。電車でもいける釣りなので、ぜひ猿島の観光と釣りを、お楽しみください。
それでは。
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