20160924
金沢八景忠彦丸。関東で船釣りをする人にとっては言わずと知れた老舗。
このブログてもタチウオで、一度記事をかかせてもらっています。
忠彦丸は
- 電車でいける
- 初心者向け講習がある
- レンタルグッズが豊富
といった特徴があり、初心者をつれた釣りではいつも重宝します。
常に8-10種類くらいは釣りのメニューを用意してくれていますが、中でも異彩を放っているのが「沖のライトウィリー」です。
沖のライトウィリー船について
ライトウィリー?
魚の名前ではなく、釣りかたです。
3本針に毛がついていて、ビシ(おもりかご)に詰め込んだアミエビを撒き散らし、この毛バリを同化させてつる釣りかたです。
これがウィリー針!
「午前ライトウィリー」「午後ライトウィリー」は、20分くらいのポイントにある、アジ中心の釣りになるのですが、沖のライトウィリーは一時間ほど走った、館山沖がポイント。
イサキ、トゴットメバル、キントキなどを中心に、メダイなどの大物狙いをすることもあれば、冬にはアマダイ狙いまでしちゃう。
クーラーボックスが赤く賑わう、なんとも豪華な釣りです。
(この日はイサキが中心でした)
ライトウイリーでの釣り方
忠彦丸恒例の釣りかた講座。
コマセカゴ(ビシ)は、ゆるめたり締めたりすることで、コマセの放出具合を調整できるようになっています。そして、レンタルのコマセカゴには二つ穴の大きさの調整箇所があります。今回詰めるのはアミエビ。本当に小さいので、ゆるゆるすると一瞬ですべて放出されちゃいます。一番下のスペースは、全部しめて閉じる。そして上側のスペースは半分あける調整をするのがベストだそう。
すると、指示ダナ(船長が魚影を確認できている指定の深さ)から10メートルを、二往復できるくらいの分量になるそうです。
しっかりと釣るには「誘い」も大事。竿を17時の角度に下げて、ピシッとシャープに15時の角度まで跳ねあげて(シャクるという)そして5~7秒まつ。
他にも、そもそもの電動リールの使い方や、ミチイト(リールにまいてある基本の糸)の深さ確認など基本動作も教えてくれます!
釣りかたを実践したときの、水中妄想
僕は水中妄想が好きなんです。
深さは85m。船長から指示された80mまでビシが落ちる
このとき、ハリス(ビシから先の三本針の糸)はビシにつられて追いかけるように沈むので77~79mにあるのでしょうか。
ここでハリスが80~82メートルラインになじむまで5秒くらいまつ。もしくは、2mほどするする巻いて、78mにビシ、78~80にハリスがある状態をつくる。潮になじむって言うんですかね。これで基本形の出来上がり。
そこから勢いよくシャクることで、大さじ2杯分くらいのコマセが、ビシの上の半分開けたスペースから放出。5~7秒待つと、三本針のところまでそれらが流れてくる。
普段海底近くでご飯を必死にさがすメバルやイサキは、ありえない量のデザートがとんできて興奮乱舞!
ちょっと違う色のも混じっている気もするが大興奮。大さじ2杯分くらいのコマセを30匹-100匹くらいで奪い合う。まさに生死をかけた決闘である。
5秒くらいでコマセを食べきったと思うと、急に目の前のウィリーが50cmくらい跳び跳ねる。キラリとひかり活きた小エビのよう。追いかける。数秒すると、次のコマセが降り落ちてくる。
また乱舞!
これを10mくらい繰り返して、泳層から離れすぎると、もとの80mの位置にもどす。
こんな感じでしょうか。水中の妄想力が、釣りのレベルをあげると思っています。相手の性格を想像して、釣れる状態をいかに80m先に展開するか。
80メートルの世界とか、見たことはないし、そもそも暗くて何もみえないかもしれない。笑 じゃあ暗い中で目立つ色や匂い、動作など、何をどうかえていくか。ですね。僕も妄想力はまだまだひよっこですが、釣りのスキルを上げる重要な要素です。
皆さまもぜひ妄想をひろげてください。笑
ポイントは館山沖。千葉側まで1時間の船旅は爆睡
仕掛けは、細ハリス(1.5号まで)と太ハリス(3号以上)の両方を用意してくださいとのこと。1時間強の旅路を、室内を爆睡しながら向かうと、館山沖あたりのポイントへ。
いよいよ釣りスタート!!しかし、20人が一度に乗る人気船。オマツリにつぐオマツリでした。笑
潮の流れも速い。さらに深さ80メートル。そこに針を三本つけて、シャクりまくる。オマツリ(隣のひとと糸がからむ状態)になる可能性が極めて高い釣りです。絡まったら潔く、ハリスを切る!仕掛けは2~3個以上使うものと覚悟ください!
指示だなにもっていくのが難しいですが、指示だなに到着するとそこは天国。
いきなりイサキ、イサキ、トゴットメバルの三点がけに成功!トゴットメバルで新魚種49種目
ヒメとかトンボとかいわれるこいつがよく顔をだします。何はともあれ新魚種。50種目
電動リールなので、深場からの引き上げも楽チン!
ヒメ、ヒメ、サバの三点がけ笑
デカいサバ。後半はサバの猛攻。オマツリではなく、指示ダナまで落とせず、50メートルくらいで勝手に釣れてしまっている。笑 しかもさらに横走りするので、となりの糸もかっさらう。やっかいものです。笑
この後も、サバの猛攻やオマツリ騒ぎと戦いながらも、順調にイサキを釣り続け、納竿となりました。
この日は太ハリスを使う釣りタイムは訪れませんでしたが、それは海が相手ということで。大物や高級魚が飛び出す豪華な釣りにはなりませんでしたが、そんな日も確実に訪れています。年に何度かは挑戦したいですね。
それでは。
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