【49-50種目】忠彦丸「沖のライトウィリー五目」に行ってきた

20160924

金沢八景忠彦丸。関東で船釣りをする人にとっては言わずと知れた老舗。

このブログてもタチウオで、一度記事をかかせてもらっています。

忠彦丸は

  • 電車でいける
  • 初心者向け講習がある
  • レンタルグッズが豊富

といった特徴があり、初心者をつれた釣りではいつも重宝します。

常に8-10種類くらいは釣りのメニューを用意してくれていますが、中でも異彩を放っているのが「沖のライトウィリー」です。

沖のライトウィリー船について

ライトウィリー?

魚の名前ではなく、釣りかたです。

3本針に毛がついていて、ビシ(おもりかご)に詰め込んだアミエビを撒き散らし、この毛バリを同化させてつる釣りかたです。

ビシとアミエビブロックはもらえます。

これがウィリー針!

「午前ライトウィリー」「午後ライトウィリー」は、20分くらいのポイントにある、アジ中心の釣りになるのですが、沖のライトウィリーは一時間ほど走った、館山沖がポイント。

イサキ、トゴットメバル、キントキなどを中心に、メダイなどの大物狙いをすることもあれば、冬にはアマダイ狙いまでしちゃう。

クーラーボックスが赤く賑わう、なんとも豪華な釣りです。

(この日はイサキが中心でした)

ライトウイリーでの釣り方

忠彦丸恒例の釣りかた講座。

コマセカゴ(ビシ)は、ゆるめたり締めたりすることで、コマセの放出具合を調整できるようになっています。そして、レンタルのコマセカゴには二つ穴の大きさの調整箇所があります。今回詰めるのはアミエビ。本当に小さいので、ゆるゆるすると一瞬ですべて放出されちゃいます。一番下のスペースは、全部しめて閉じる。そして上側のスペースは半分あける調整をするのがベストだそう。

すると、指示ダナ(船長が魚影を確認できている指定の深さ)から10メートルを、二往復できるくらいの分量になるそうです。

しっかりと釣るには「誘い」も大事。竿を17時の角度に下げて、ピシッとシャープに15時の角度まで跳ねあげて(シャクるという)そして5~7秒まつ。

他にも、そもそもの電動リールの使い方や、ミチイト(リールにまいてある基本の糸)の深さ確認など基本動作も教えてくれます!

釣りかたを実践したときの、水中妄想

僕は水中妄想が好きなんです。

深さは85m。船長から指示された80mまでビシが落ちる

このとき、ハリス(ビシから先の三本針の糸)はビシにつられて追いかけるように沈むので77~79mにあるのでしょうか。

ここでハリスが80~82メートルラインになじむまで5秒くらいまつ。もしくは、2mほどするする巻いて、78mにビシ、78~80にハリスがある状態をつくる。潮になじむって言うんですかね。これで基本形の出来上がり。

そこから勢いよくシャクることで、大さじ2杯分くらいのコマセが、ビシの上の半分開けたスペースから放出。5~7秒待つと、三本針のところまでそれらが流れてくる。

普段海底近くでご飯を必死にさがすメバルやイサキは、ありえない量のデザートがとんできて興奮乱舞!

ちょっと違う色のも混じっている気もするが大興奮。大さじ2杯分くらいのコマセを30匹-100匹くらいで奪い合う。まさに生死をかけた決闘である。

5秒くらいでコマセを食べきったと思うと、急に目の前のウィリーが50cmくらい跳び跳ねる。キラリとひかり活きた小エビのよう。追いかける。数秒すると、次のコマセが降り落ちてくる。

また乱舞!

これを10mくらい繰り返して、泳層から離れすぎると、もとの80mの位置にもどす。

こんな感じでしょうか。水中の妄想力が、釣りのレベルをあげると思っています。相手の性格を想像して、釣れる状態をいかに80m先に展開するか。

80メートルの世界とか、見たことはないし、そもそも暗くて何もみえないかもしれない。笑 じゃあ暗い中で目立つ色や匂い、動作など、何をどうかえていくか。ですね。僕も妄想力はまだまだひよっこですが、釣りのスキルを上げる重要な要素です。

皆さまもぜひ妄想をひろげてください。笑

ポイントは館山沖。千葉側まで1時間の船旅は爆睡

仕掛けは、細ハリス(1.5号まで)と太ハリス(3号以上)の両方を用意してくださいとのこと。1時間強の旅路を、室内を爆睡しながら向かうと、館山沖あたりのポイントへ。

いよいよ釣りスタート!!しかし、20人が一度に乗る人気船。オマツリにつぐオマツリでした。笑

潮の流れも速い。さらに深さ80メートル。そこに針を三本つけて、シャクりまくる。オマツリ(隣のひとと糸がからむ状態)になる可能性が極めて高い釣りです。絡まったら潔く、ハリスを切る!仕掛けは2~3個以上使うものと覚悟ください!

指示だなにもっていくのが難しいですが、指示だなに到着するとそこは天国。

いきなりイサキ、イサキ、トゴットメバルの三点がけに成功!トゴットメバルで新魚種49種目

ヒメとかトンボとかいわれるこいつがよく顔をだします。何はともあれ新魚種。50種目

電動リールなので、深場からの引き上げも楽チン!

ヒメ、ヒメ、サバの三点がけ笑

デカいサバ。後半はサバの猛攻。オマツリではなく、指示ダナまで落とせず、50メートルくらいで勝手に釣れてしまっている。笑 しかもさらに横走りするので、となりの糸もかっさらう。やっかいものです。笑

この後も、サバの猛攻やオマツリ騒ぎと戦いながらも、順調にイサキを釣り続け、納竿となりました。

この日は太ハリスを使う釣りタイムは訪れませんでしたが、それは海が相手ということで。大物や高級魚が飛び出す豪華な釣りにはなりませんでしたが、そんな日も確実に訪れています。年に何度かは挑戦したいですね。

それでは。

投稿者: たくみん

関東在住の釣りバカサラリーマンです。本やwebサイト読んでいると絶対釣れる!って確信したはいいけど、現地にいったら何も釣れなかったこと多数。その橋渡しができるようなブログかきたい。また、釣りを通じて楽しい思い出が沢山できたので、そういう思い出作れるような釣り遊びをどんどん企画したい。ちょっと興味もちはじめた人向けに、こうやったら釣れたよーみたいな事を伝えられたらいいな。海も川もいくけど、食べられる魚の釣りが8割。本職はIT系企業の人事。

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