来てしまいました。2週連続きてしまいました。金沢八景・野毛屋の午後フグ船。
子供ができてからというもの、全日の船にもいきにくくなってきたのですが、平日に仕事の休みをとっていく作戦が主流になってきました。
もともとは2人で「油壷の手漕ぎボートにでもいこうか?」なんて話していたのですが、風が強く、荒れてしまって湾内のキス釣りくらいしかできないのでは?ということ。
であれば、「先週いって、確かめたい課題も多いこの釣りをリベンジしたい!」ということで、こちら金沢八景の伝統ある船宿、野毛屋さんでのショウサイフグ釣りに、再び訪れることになりました。
船の上からのハゼ釣りが、ビクンビクン楽しい!
11:30集合で12:30出船であるため、1時間弱の待ち時間ができます。そこでイソメを一パックかって、ハゼ釣りで時間をすごします。
ビクン!ビクビクン!!と、小気味よいアタリで楽しませてくれます。しかも10回中5回くらいしかフッキングもしないので、やけに夢中になれる。
中学生の頃はひたすらハゼ釣りしてましたが、この小物釣りも風情あって楽しいですね。お持ち帰りする魚がいる安心感が、最高でもありますw
最近釣り熱が高まっているキャシーさんと2人で、まったり10匹ほど釣り上げて、いざ出発です!!
2匹を超えられるか!?前回の気づきまとめ。
前回の釣行では、「10cm未満で優しく、本当に優しく、小さく誘う」のを心がけていました。1匹だけで苦しい展開ながらも、イシモチ、マダコなどに遊んでもらい、帰り際に福浦岸壁沖で、アタリが爆発。サバフグにまじり、なんとか大きなショウサイフグを加え、2匹で終えることができました。
10cm未満でふわっと持ち上げては下ろす、小さな誘いを繰り返す練習を、修行のように繰り返したが、もっとうまくできるようになりたい。
あわよくばたくさん釣りたい!
という思いをもって、今回望んでいます。
今回も住友前からのスタート!
具体的な釣り方については、さきほどの前回釣行記事にまとめています。
大きく2種類の仕掛けがあるのですが、今回はチラシタイプでなく、この1本タイプのカットウ仕掛けからスタートします。船宿から支給されたアルゼンチンエビの尻尾をきって、3関節分ほど殻を残す。一度殻から突き出して、ふたたび刺し直すスタイルです。
前回同様、出発して5分ほどの場所、住友前のエリアからスタート。今回も駐車場のお父さんから、アドバイスをいただいていました。
「棒高跳びの棒うけをイメージ。支えは10cmくらいしかない。大きく動かすと落ちてしまう。誘いをぴょんぴょんし続ける人もいるが、あれよりも高くならずに小さく誘えるかが大事。初心者でもそれさえ守ったらちゃんと釣れるよ」
ということで、今回も小さく小さく誘うことをイメージして釣りをスタートします。
そして今回は、「スナイパー釣法」で挑みます。猟銃をむける猟師のよう。竿は目の高さ。両手で、竿が平行になるようにもつ。波や船の揺れに対して、安定して穂先を保ちやすく、小さな魚信を感じ取りやすくなります。
竿の中間に片手を置くことで、微細な変化を感じ取り、素早いあわせにもしやすくなる。そんなイメージ。誘い方は同じ
・着底。糸ふけをとって、両手を目線の高さまでもってきたところで、ゼロテンションをキープする(波や船で揺れても、仕掛けは底をキープできるよう、穂先の角度調整する。船が、波上にあるときに、オモリを背負って仕掛けを持ち上げると、一気に釣れなくなる)
・3秒立ったら、竿の平行姿勢を保ったまま、10cmほど、スッと竿を持ち上げる。
・3秒まったら、もう一度ゆーっくり10cm竿を平行のままおろす
・3秒後、すっと竿をあげる。
これを丁寧に丁寧に繰り返します。
すると、開始早々ドゥルン!と竿先に違和感!あわせをいれたところ無事にHIT!
幸先よくショウサイフグGETです!
引き続き触られてはいるのですが、かけきれれずに、この場所を移動。
野島沖堤防周辺は潮がビュンビュン!
続いて、沖堤防周辺のポイントへきましたが、ここは潮の流れがめちゃめちゃ早い。着底したのですが、糸は横に出続けているので、それにあわせて、斜めに誘いを入れる感じ。しばらくがんばったのですが、何事もなく、次の場所へ。
前回のアタリスポット、福浦岸壁沿いで長い戦い!
前回、終盤にラストスパートがあったあたり、福浦岸壁のポイントにつきました。さあ、前回のようなお祭り騒ぎがおきるのか??と思いきや、今回は静かめ。
ところどころ魚はあがっているのですが、あまりたくさん釣れ続くイメージではない。いることはわかっているが、渋い状態ですね。
僕は引き続きスナイパーの姿勢で、優しく優しくを心がけながら、釣りを続けます。
ここで、釣り方を変えて、3本ちらし型のカットウに変更。
時折エサがとられるなど、生命感は感じられますが、なかなか一匹につながりません。写真のように、掛針とエサがかかるトラブルも何度かおきます。
(これではつれません)
なかなか難しいなと思っていたところ、キャシーさんも無事にショウサイフグをあげます。
ついに、30cmオーバーの大きなショウサイGET
時折、アタリらしきものはでるのですが、かけきれることなく、また、しばらく無の時間が続く・・・。いわゆる渋い状況が続きます。
たぶん、この渋い中でどう釣り上げるかが、腕の見せどころ。
しかし今の僕には、引き出しはそんなにありません。
小さく、優しく、柔らかく。
スナイパーのように竿を高く平行にもって、ひたすらそれを繰り返すのみ。
ここでようやく、着底直後に、ククンとアタリ!
優しいあわせが激しくなってしまう。
かけきらず。そのままステイ、違和感あり、もう一度アワセ!
あー強くなってしまう。かからない!
もう一度触られた!アワセ!
バイン!ヒット(♥)
1時間ほどの修行から開放され、ようやく興奮のひとときです!!!
船長にタモ入れもしてもらい大型GET!
あーーーーーーーしあわせ。興奮。苦しい時間が続く中で、この一瞬がたまらないですね。
相方キャシーさんパターン発見?後半続々とおいあげ
ということで、なんとか2匹GETした中で、ここでキャシーさんが怒涛のおいあげをみせます。サバフグ混じりではありますが、3匹ほどコンスタントに追加していきました。
どちらかというとキャシーさんは、繊細に優しくやるというよりは、着底させて長くおいて、ピョンと、はねさせている印象です。
船で着々と釣り上げてらっしゃる常連さんと思われる方も、優しく小さな誘いというよりは、大きめの誘い幅になっているし、待ち時間も心なし長いような・・。
ロングステイしていると、触られる瞬間があるとのこと。
これは次につながる発見なんじゃないか、、、そんな可能性が芽生えてきました。
再び湾内にもどった先でもポツポツと、2匹釣り上げて、4匹で終了となりました!
大型といっていいのかわからないですが、中型が2匹と、小型が2匹!
こんなかんじのお持ち帰りとなりました!
ハゼちゃんもお持ち帰り!
この日は2〜9匹だったとのこと。常連と思われる方、中盤もポツリポツリあげていたし、後半にガンガン伸ばしていました。すごいなぁ
伸びしろたくさんということで、次回以降、「渋い時には、5秒10秒のロングステイ・・」みたいなものも、一手としてしまっておきたいと思います。
釣った後も楽しめる。旨い、ショウサイフグ
アカメフグは1週間ほど寝かせると美味しいのですが、ショウサイフグは2-3日でも十分美味しいとのこと。特に小型は初日でもおいしく刺し身でいただけるそうです。
今回は、焼きフグを試してみました。一番右が醤油みりん漬け。2番目がポン酢。この特選味付けぽん酢は、キムタクも自宅で愛用しているとのことで、通販で仕入れたものです。笑
そして、シンプルな塩焼きです。いずれも美味しいですが、個人的には醤油みりん漬けかな。
お決まりの、フグの刺し身をガサーーーっと。
続いて、お刺身!たくさんもって、ポン酢をかけて、ガサーーーーっと。弾力もあり、複数枚重なると食感がギニョっとしています。
フグを、ガサーーーーってやつ、憧れの風景っぽく見えますが、案外一枚イチマい丁寧に食べたほうが美味しいこともわかりました。笑
フグの天ぷらは、絶品すぎる、永遠に食べたい!
ハゼもつっていたので、翌日あたりに、コーンやちくわ、さつまいもと一緒に、天ぷらをやりました。
プリフワという感じで、フグの天ぷらたまらないですね。毎回食べたいレベル。
神嫁氏も、写真を見返しながら「美味しかったなぁ」と余韻に浸っておりました。(釣り人生もしばらく安泰そうです)
ということで、今年2回目の湾フグでした。次回も年内にいくと思います!次は「渋くなったら、ロングステイ」を合言葉に、試してみます。目指せ5匹!
最後まで読んでいただきありがとうございました!何かありましたら、Twitterまでご連絡ください。