8月1日解禁!相模湾の王様キハダマグロを釣り上げろ

8月1日といえば何の日?

そう、それは待ちに待った、キハダマグロのコマセ釣りの解禁日
7月あたりから回遊の確認と共にルアーが解禁となり、8月にはコマセ釣りが解禁となる。屈強な男たちが相模湾に集う日なのです。

そもそもマグロとの戦いは4年前にさかのぼります。
東京湾相模湾の釣りが熱いと知った頃。

 

「マグロが釣れるらしい」なんて知った日には興奮が覚めやらなかった。

 

真剣に予習して平塚港へ向かった。到着するや否や、屈強な男たちが10数人。3人で挑み、2ヒット!しかしながら20分ほどの格闘の末、ラインブレイクして初戦の幕を閉じた。

▼その後さまざまな角度から狙うも連敗

2013年コマセ アタリなし

2014年ルアー 5キャストしかできず

2015年ライブベイト 姿見れず

ルアーやイワシを泳がせるライブベイトでの釣りではナブラ(小魚が追われて水面でバシャバシャしている様子)に出会えるかが勝負。

なのにナブラにはほとんど出会えることなく、釣りできたのは2分×数回の15分程度。。なんてことも続いたので、今年は初心に帰り、コマセでの釣りをすることに。

と、いうことで、2016年8月3日 マグロに再挑戦。

この日に(ライブベイト船で)あがった20kg弱のマグロたち!

▼釣りかたの予習 誘いの基本

マグロは指示だなを厳密に守る必要はないらしい。25~50mなど、広範囲にソナーが反応し、頻繁に上下する。船長もそんな中で長年の勘で指示だなを置いているそうです。

しかし、食わせるには、自身の巻いているコマセ(撒き餌)と、針のついた刺し餌が完全に同調しているのが、必須条件。

コマセワークをきちんとするのが何より大事!以下、基本を。

・釣れる状態にきちんと調整する

ハリスを三メートルでおいた場合を想定。

「コマセはポロポロ」

びしは、コマセがじっくりポロポロでるくらいの緩さに調整。わからなければ船の仲乗りさんにきいてみましょう。

「三メートル下から調整」

指示だなが40であれば、43メートルまで落とす。そして刺し餌が定位置について馴染むまで、10~20秒ほど待つ。

「二回しゃくって、コマセを吐き出す」

竿を大きくしゃくりあげて、1.5m。ビシの位置をキープしながら糸を巻き取る。

これでビシの位置は41.5。ある程度、41.5~43のところに、コマセのエビがふわふわしている状態ができます。

数秒まったら、もう一回シャクる。ビシの位置を固定して糸を巻き取る。これでビシの位置は40m。40~41.5のラインにもコマセがふわふわしています。
お気づきでしょうか。

いま、40mにビシがあって、40~43までコマセがふわふわ。そして、3メートル先に刺し餌が同調している。美しい!

「仕上げにもう一回」

最後に一回しゃくって、コマセを出してやる。今回は巻かないで、元の位置まで竿先をさげる。

これで刺し餌は、一度41.5mラインまで持ち上げられ、43mラインまでふわふわ落ち続ける。さらに、ビシから自然にポロポロコマセが出続ける。

完全に刺し餌とコマセが同調するのである。

う、美しい!もだえます。

 

この黄金状態が基本です。

 

これ以外の状態だと全く食べてこない。

これをイメージして、水中に確かにいるマグロをつる釣りなのです。

 

チャンスは1日に一回あるかないか。まさに一瞬にかけた戦い。

▼ところが、まさかのコマセ大量放出の指示

しかしながら。船長からコマセは全開にとの指示!ワラサ釣りの要領で、ポロポロではなく、二回シャクったら全てのコマセがでるようにビシを調整。
水中にコマセの流星群をつくってそこになじませるスタイル。

個人的には1回五分も待つ釣りは性に合わないのでちょうどよかった。

ということで、この釣り方で行こう。

▼6時45分 いざ、釣り開始!

40分ほど船を走らせ、大島の近くで釣り開始。

低速運転にかわり、ブーン、ブーン、と船の微妙な位置調整をはかる。

かと思いきや、また走り出す。

そしてまた微調整。マグロの群れをガッチリとらえようとしているのか。ブーン、ブーン、ブロロロロロ

また走り出す。

ブーン、ブーン、

 

止まった。

 

『はい、やっていいよー30メートルね。』

 

みな一斉に竿を落とす。マグロと相対峙するこの感覚、たまらん。

 

みんな一斉にシャクり、コマセを巻き上げる。

 

水中では20箇所くらい同時に、同じ高さでエビがばらまかれているのでしょう。お腹を空かせたマグロがいたら、おおはしゃぎに違いない。

 

今にも竿がしなりそうな予感!!

 

 

 

という、妄想はいつもするんですけどね。

『あーいっちゃった、あげてー』
虚しく船長の指示。

 

 

どうやら真下からマグロが去ったようだ。

次に走らせること1時間。次の群れを発見

 

『やってー25~35メートル』

10メートルにもわたり、マグロがいるのか!!

 

 

胸が高鳴る。しかしここでも反応なし。

 

しかし、10メートルほど追いかけては、また竿をおろす。

ぐるっと回転しては、とらえ、またさおをおろす。

ソナーをつかって、水中のマグロを追いかける。

マグロの群れが移動しては、真上につける。

 

シーソーゲームが繰り広げられる。

気づけばまわりはマグロ漁船だらけ。10艘はいる。
平日なのに、みんなマグロを夢見てこんなにも多くの人が集っている。

 

▼12時頃、待ちに待ったナブラ到来!!

存在はみせるが、全く反応しない。

マグロの群れを離れ、活性の高いマグロさがしてゆるりとクルージング。
ブロロロロ、ブオーーーーー!

一時間ほどすると船が一気に加速!!

期待が高まる。

目を凝らすと、先の水面で鳥がざわついている。

ナブラにはなっていないが、旋回して、魚が浮き上がる場所を見定めている。。

 

何かが生まれそうな予感・・
ボコン!!
マグロが跳び跳ねた!

 

と、同時に鳥が暴れ狂っている。鳥山ナブラだ!

 

 

小魚の絨毯が、激しく逃げ回り、

ボコンボコンと水面で大きな水しぶきがあがる

 

『水面から5メートル!』

 

胸が高鳴る。

 

先頭ミヨシに陣取ったのルアーマンたちは鳥山にルアーを投げ込む!!
ヒット!!

 

竿が大きくしなり、というか海面につきこむような曲がり方!!

「タモー!」船長もかけよる。

がしかし、スッポヌケ。。
しかし、まだあちらこちらで

ズッコンバッコン水面で大きな魚が暴れている

 

向かいのライブベイト船は、イワシをまいて、

散水して水面の魚の群れを演出して寄せる。

 

ミヨシには一本釣りの人の姿も見える

コマセ組も負けじと投入!

 

『水面!!くるよ!』

は?水面?

興奮していると、船の真下から、

キビナゴの絨毯が沸き上がる!青いカツオが高速で泳ぎまわるのがみえる。

 

しかし、コマセには反応せず華麗なるスルーを決め込んでいます。

「まだコマセパターンではなさそう」
なんて言いながら、となりの人は、えさとしてキビナゴをアミで掬う。

すると、カツオが網にはいってきた。笑

さらに、キビナゴ餌にやって、シイラをつりあげる。

その間5分。奇跡の人。笑

 

その後水面ナブラフィーバータイムが一時間ほど続きました。

がしかし、結局反応なく、ここで納竿。

 

最後に水面でカツオをつり上げた人が一人!

しかし、マグロは姿を見せることなく帰路に。

4年目の雪辱ならず。。

 

ちなみに本日途中で姿を見せたライブベイト船ではマグロが四本あがっていました。写真はそれを拝借

釣り方を選ぶ目、食わせる技術。そしてかける技術。

疾走する巨体をあげる技術と体力。

 

んーー、奥が深い。

負けじと挑戦続けます!

投稿者: たくみん

関東在住の釣りバカサラリーマンです。本やwebサイト読んでいると絶対釣れる!って確信したはいいけど、現地にいったら何も釣れなかったこと多数。その橋渡しができるようなブログかきたい。また、釣りを通じて楽しい思い出が沢山できたので、そういう思い出作れるような釣り遊びをどんどん企画したい。ちょっと興味もちはじめた人向けに、こうやったら釣れたよーみたいな事を伝えられたらいいな。海も川もいくけど、食べられる魚の釣りが8割。本職はIT系企業の人事。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。