【44-48種】都会の真ん中で釣り!?永田町の弁慶橋で青春五目釣り

15才の時のこと。朝四時に起きて、当時携帯もなかったから電話ボックスに集合し、近所の川や緑地公園にいって、そのあと登校して。

全然釣れなくて、ブラックバスから逃げてブルーギルや、河川のボラに浮気したり。食パンをうかべて、コイやカメつったり。

そんな中でも、テレビの奥では興奮のファイトを繰り広げるバス釣りがやっぱり諦めきれず、いっぱい勉強して半年通いつめたあげく、手にした一匹が泣けるほどに嬉しくて。

地図を片手に、水溜まりをみつけては、自転車を乗り回して。もう毎日が冒険でした。

そんな中学時代を思い出していると、あるではありませんか、そんなフィールドが。

赤坂プリンスの真下に。笑

ということでいってきました!青春をとりもどす都心旅、弁慶フィッシングセンター。

▼都心に突然現れるフィッシングテーマパーク

駅の改札を出たら、そこは釣りスポット。わくわく。メインターゲットはルアーでのブラックバスにおきつつ、いろんな釣りにチャレンジして、何種類釣れるか試してみます!

しばらく美味しい魚を求めた海釣りだらけやったから、純朴な気持ちで釣りに対峙するこの感覚、とても楽しい。

普段は9時オープンですが、夏の期間は6時オープン。問い合わせたら予約枠は満席とのことで、一般枠にチャレンジ!

5時半には永田町にいました。笑

7番出口でたらすぐそこは、釣り場

一日券2800円を購入し、いざ出陣!!

なつかしのゲーリーセンコーと、ゲーリーグラブでせめます。

深さは1~2m

ウィード(藻)のポケット(穴)や、ハングオーバーした(せりだした)木の下を丁寧に攻めます。

時折、30cmくらいのバスが顔出してますが見事に無視されます。

よし、昔の鉄則に戻ろう。

・釣れないときは、ノーシンカーのフォール。

・もしくはダウンショットで超スローにズル引き。

この鉄則を思い出しながら誘うも、無反応。

釣れないときは、エサ釣りに逃げる笑。

昔もこのパターンでした。情けないことはわかりつつも、あまりにも釣れないと、何か魚の反応をみたくなる。

ということで、小さなジグヘッドに、家にあったイソメをつけて、ウィードのすきまに投入!

するとでました、ブルーギル笑 44魚種

こいつはいつの時代も安定ですね。面白いように釣れます。途中メバル用のシラスワームに切り替えましたが、それでも釣れました。

調子に乗って、パンをエサにコイやフナ、カメを狙うも、ここは無反応笑

▼ひととおりブルーギルを楽しんだら、再び、バス釣りモードに

30分くらいブルーギル釣りをして、何かが釣れた感覚を持ってすっきりしたら、気を取り直してバス釣りに!!

入口の桟橋に狙いを変えます。

桟橋を前にして使うは昔の第三の必殺技、イモグラブ逆さし!

まず、グラブのしっぽをちぎります。そしてちぎった側からオフセットフックを刺していきます。

すると不思議、着水点からワームが奥側へ奥側へと、ゆらゆら沈んでいきます。

桟橋の際になげると、奥に奥に着地してくれるんです。

着水と同時に糸が走ることもあるので集中。

底についても、そのままステイ。じーーーっとして、、ふわっ、ゆらーんゆらーん。

じーーーーー。

ふわっ、ゆらーん、ゆらーん。

 

 

そう簡単にはいかない。
数回くりかえして、桟橋から離れるとゆっくり巻きながら回収。

これを丹念に繰り返すと、、糸がもぞ、ふわっ

 

お!

 

強烈な引き!!

でました!!ブラックバス(ラージマウス)45種目

自撮りしたからでかく見えるけど、実寸41センチでした!

久しぶりのバス、楽しかった!!

▼ボウズ逃れのための、釣り堀もあります笑

なかなかに経験が必要で、ここは初心者に必ず釣らせてあげれる場所、とは言いがたいですが、そんな中でも初心者にも必ず釣らせてあげれる釣り堀が併設されてます。

ここの生け簀にてウグイ釣りが楽しめるほか、奥の小さなゾーンでは、金魚とザリガニ釣りを楽しめます。そして、桟橋から奥の方面にやると、コイとブルーギルを楽しめるとのこと。

30分だけ挑戦!

ウグイ!46魚種

金魚 47種(笑)

ザリガニしようとしたら、タイムアップ!

▼中学時代の気持ち冷めやらぬまま、コイ釣りがしたくなり・・

きちゃいました。気持ち冷めることなく、そのまま電車で5分移動して、市ヶ谷フィッシングセンターへ!

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ここは、釣り堀にしては、なかなかサイズが大きく30cmから40cm、時には50cm近いコイが釣れるのです。

品川駅前にもプールをベースにしたコイ釣りができる施設があります。ですが、こちらは、天然の川に桟橋といけすをつくっています。一時間、1000円弱はらってGO !

▼刹那を捉える!奥深き、コイ釣り。

毎回つん、ツツン。アタリはあるものの、これがなかなか難しい!!

彼らは吸っては吐いてを繰り返す。しかも一瞬で吐き出すので、全然針がかりしないのです。ICHIGAYAUKI ICHIGAYAUKI1 ICHIGAYAUKI2

つん、ツツン、、、よし合わせ!

遅すぎた!><

 

なんて感じに、焦らされ待たされ焦がされた気持ちとともに

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30cmくらいのコイを二匹追加!48種

気持ちよく終了!

 

するはずでした。笑

ところが、目にしてはいけないものを見てしまいます。

 

 

終わり際に、隣にやってきたおじさんが3分に一回釣るではありませんか。

 

こちとら、1時間で2匹。この人、5分で2匹。

 

悔しくて、学びたくて、、無論延長。

何が違う?

エサの大きさ?

深さ?

あわせ?

僕の常識その1「エサのサイズは、針が隠れる一番小さいサイズで涙型につける」これ鉄則。

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鉄則2 底すれすれをキープ、糸は貼らない程度に緩める

何度か浮きの深さをはかり、ハリス分も調整して底につくかつかないかをキープ。

鉄則3 小さなアタリは我慢。大きなアタリで合わせる

ちいさなアタリをこらえて無視。大きく消しこむアタリでアワせる!

 

これが鉄則だったのですが、隣の方はどうやら違う。

親指のような大きなエサをつけて、一発目のツンでガンガンあわせてます。そして2回に1回はかけている。

 

不思議。目から鱗。

僕の中の常識がみるみる音を立てて崩れていきます。

人はこの時を成長というのでしょうか。

むむむ

むむむ

これは一体!

 

自分もマネしてみます。が、一向にかからない。さらに延長を決意。

もう少し観察。笑 他に違いはないか。ん?

糸のハリ具合までもが違う!

 

オモリをベタぞこにつけて、ウキが眠った状態から、やや手前に糸を引っ張って、テンションかけてますね。さらに竿先を水中にいれ、浮きから竿先までも張っている。

なるほど、アタリが大きかろうが小さかろうが、その瞬間はくわえているわけであって、その刹那をかければいいわけで。

 

侍同士の斬りあわせ抜刀術のごとく、その刹那にあわせることを集中する。つまり、糸がたるんだ分はロスになる。ゼロコンマ数秒の戦い。職人の技ですね。

この領域でたたかっているのか。。

難しいが、チャレンジ!!なかなか難しいが微妙に習得!?

まあ、新しい引き出しも増えたし、2時間でかえろう。

 

としたその時!思いもよらぬ言葉が。

「エサ、いります?これ特製なんすよ」

ICHIGAYA3

爆釣おじさんのこのひとことで、延長を決意。ついでに秘訣もききました。

「桟橋でもらえる練り餌は、乾いただんごのようにパサパサしとるじゃろ。これ触ってみい。ものすごく柔らかいじゃろ。耳たぶのような、二の腕のような柔らかさが大事なんじゃ」

なんて、にんまりしながら語ります。笑

確かに、固いエサにおおわれるより、これであれば、確かに針がかりしやすそう。そして水中で軽く溶けて注目度もあがる。それもふまえての、あの大きさだったのか。

15分くらいやってみて、2回に1回とはいわずとも、4回に1回はかけれるようになりました。

いやー奥深い。

鯉釣りに学ぶ、釣りの奥深さ

周りで誰も釣れていないのに、何であの人だけ?っていう名人っていると思うんです。ですが、こういう、現場での観察やコミュニケーションからの気付きがとても勉強になるんすよね。

そして成長したと思われる自分を、また後日ぶつけたくなる。そしてその磐石と思われた新たな常識が、フィールドによって打ち砕かれて、常識がたったひとつのパターンでしかなかったことに気づく。

そしてその極めかたは魚種ごとに変わっていく。

楽しみかたは、もはや無限大。

あと40年から50年は楽しむ、いつかは孫に教えてるんだろうなあ。釣りを始めたきっかけは、おじいちゃんに教わったから。

この時代をまたぐ教えが失われつつあるいま、業界のためには「友達」がその代役を担い、道しるべになるへきだと(畏れ多くも)勝手に思っているのですが、やっぱり40年後孫とやりたいなあ。

というわけで、皆様もよき釣りライフを。

投稿者: たくみん

関東在住の釣りバカサラリーマンです。本やwebサイト読んでいると絶対釣れる!って確信したはいいけど、現地にいったら何も釣れなかったこと多数。その橋渡しができるようなブログかきたい。また、釣りを通じて楽しい思い出が沢山できたので、そういう思い出作れるような釣り遊びをどんどん企画したい。ちょっと興味もちはじめた人向けに、こうやったら釣れたよーみたいな事を伝えられたらいいな。海も川もいくけど、食べられる魚の釣りが8割。本職はIT系企業の人事。

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